年号の語呂合わせは「数字の読み替え」と「出来事の一文」がセットになっているのが特徴です。「なくよ(794)ウグイス平安京」のように、数字部分だけでなく出来事まで含めて1つの短い文になっている。数字を音に変えるだけでは足りず、その音が出来事と結びついた文になって初めて記憶に残ります。バラバラの「794」と「平安京」を、1本の文が橋渡ししている構造です。
年号の語呂で使われる読みには偏りがあります。1は「い」「ひ」「ひと」、9は「く」、4は「し」「よ」——短い一音の読みが好まれます。4桁の年号を4〜6音に収めないと文が長くなりすぎるからです。当ラボのジェネレーターも同じ発想で、各数字の候補のうち短い読みを優先して並べています。逆に「いち」「きゅう」のような二音の読みを混ぜると音数が膨らみ、文として成立しにくくなります。
語呂を自作するときのコツは、出来事のほうから言葉を選ぶことです。数字の音の候補を眺めて、その出来事に関係のある言葉(場所・人・気分)に寄せられる音がないかを探す。音と意味の両方が合ったとき、その語呂は一度で覚えられるものになります。